金の斧と銀の斧。
多くの人が知っているだろう、「金のオノ、銀のオノ」の話。
簡単に言うと、神様は正直な人には優しくしてくれますが、それだけに、
嘘つきには厳しい態度を取る。
欲張って嘘をつくと、結局は前よりも損をする。
これは、お話の中だけの話ではあるが、出来るだけ正直に生き、
嘘はなるべくつかないように生きようと伝えている。
多くの人が正直に生きるのがいい。
多くの人が嘘はよくない。
それはほとんどの人が共通として持っている感性である。
確かにそれは正論である。
出来るだけなら正直でいたいし、出来ることなら嘘をつきたくない。
でも、そうやって生きていくには限界があるのが現実。
時には、正直じゃなくて、嘘をつきたい時がある。
嘘をついたからと言って、前よりも損をするってのは実際にあるのかもしれない。
でも、神様相手じゃなければ、嘘がバレないようにすることが出来る。
それは嘘のレベルが高いか低いか。
嘘の完成度が高ければ相手が神様でない限り見破れない。
何か詐欺師みたいなことを言っているが、嘘は絶対に必要になってくる。
その咄嗟に出た嘘が上手いか下手か。
下手な嘘は、前よりも損をする。
それがもし上手い嘘ならどうか。
もし、斧を拾ってくれたのが、普通の人だったら、、。
騙すみたいな言い方であるが、これは一つの例え。
その見極めが出来るように。
必要な時、相手に見抜かれない嘘をつけれるように。
嘘は絶対の悪なんてことは今はまずない。
人を不幸にする嘘と、人を幸せにする嘘。
どっちかはついてもいい嘘だよ。