一部。
大きなまとまりの中の一部。
誰だって、どんなことだって何かしらの一部。
全体の内の一部。
どんなことであれ、どんなものでも一部ということは何かしらとの関係がある。
その関係がないと、何の一部にも当てはまらず孤立する。
でも、そんな人もそんな物もないのがこの世の中。
つまり、誰だって、どんな物だって何かと繋がりがある。
そう考えると、どんな時でも安心するだろう。
目には見えないほど大きな中の一部。
そうやって考えれば、自分の悩みもちっぽけに思えてくるかもしれない。
人は大きなモノに触れると、その偉大性に感動し自分の器の小ささに呆れる。
そして、細かいことを取っ払う。
大きな海を見たり、山の上から景色を見たり、夜空に輝く星を見たり。
大きなモノを見れば見るほど、自分の気持ちを落ち着かせたり、考えがすっきりする。
だから、人は山を登ったり、海を見に行ったり、星を眺めたりする。
自分という存在がこんな大きなモノの一部だと。
これだけ大きいモノの一部なのに、自分という存在は。
こんな小さいことを気にしていたのかと。
人は他のモノに偉大性を感じる。
それが人の一番の長所だろう。