転がっているもの。
前を見て歩く。
前を見て歩くことが、人には必要な感じで言われる。
上と下、どっちを見るかって言うと、上を見上げたくなる。
でも、上を見てても遠くにあるものばかりで、何も手に入れられない。
下を見ていると、石ころであったり、草であったり落とし物がある。
そういった下にあるものってのは、手に届く範囲にある。
そこに転がっているものが、転機になることも。
何も上ばっかりを見てればいいってものじゃない。
前だけを見て進めばいいわけじゃない。
時には、下を見て自分の歩く道を確かめるのもいいだろう。
それが、自分を安心させるためには必要だ。
下って言葉のイメージを自分の中で変えれば、今まで見えてなかったものも見える。
たまには、ちらっと確かめて歩いてみよう。