渇く。
人は喉が渇く。
それと同じように、人は人生が渇くのを恐れている。
人は平凡でいることに慣れたくない。
日々、何か起きないかと考えている。
それだけ、人の欲望は渇ききっている。
常に何か潤うものがないと、人は文句を言う。
それが人の本能というもの。
それは隠そうとして、隠せるものじゃない。
人が欲に飢えると、自然とその渇きをだす。
行動であったり、言動であったり、生活であったり。
渇きを潤すまでは、人は欲望のままに生きる。
それは人が人であるならしょうがないこと。
だから、もし自分が何かに渇いているのなら、我慢する必要はない。
その渇きを潤すためのことを考えて行動しても、それが道徳的に良しとするなら。
それを誰も止めはしないだろう。