言葉で世界は変えられる。

見てくれた人に何か考えてもらえたら。

戻る。

人の発する言葉の中には嘘が存在する。

行けたら行く。

こういう言葉を誰しもが一回は使ったことがあるのではないか。

自分も勿論使ったことがある。

一回どころではない、何回も使ったことがある。

それの真意は人それぞれかもしれないけれど。

ほとんどの人の行けたら行くは、端から行く気は毛頭ない時に出る言葉だ。

はっきりと断るのは悪いが、行きたくもないって時にこの言葉は多く使われる。

後から戻るって言葉がある。

人が言う後から戻るは意外と信用できない。

信用できるのは、走れメロスに出てくるメロスぐらいだ。

戻る気がない時、後から戻るから今は行かせてくれと。

あのセリヌンティウスですら、一度メロスが帰ってこないのではと疑ったぐらいだ。

人は人の言葉を信用してはいけない。

人は人の言葉を疑わなければならない。

戻ると言われたら、戻ってこないと思うべきだ。

人は信用するよりは疑った方がいい。

それぐらい疑い深く生きて行けば、道端に落ちている石に躓くことはない。

しかし、その生き方はめちゃくちゃ生きづらい。

おすすめは絶対に出来ない。

でも、人は信用すべきかどうか。

それに関しては、もう少し良く考えてから動い方がいい。

あとあと相談を持ってきても知らない。

起こってからの相談ほどどうしようもないものはない。

時間は戻らない。

戻れるのは、その時の記憶だけだ。