自分なんて。
自分なんて。
そう人は呟く。
自分に自信がないから。
自分なんてと言ってる傍らで、そんなことはないと他の人に反論してほしいと願う。
そういう狡賢い生き物なんだ。
自分を認めてほしいからか、自分にライトを当ててほしいからか。
自分の方を見てほしいからか。
そういう人ほど、自分なんてって言葉を使う。
誰かに自分が必要だと思わせたいのか。
必死に生きている人の口からは、そういう言葉は出てこない。
自分なんてって言ってしまった時、どういう感情だったか。
何か後悔をしていたのかもしれない。
自分のしたことが人に迷惑をかけたのかもしれない。
そういう状況でネガティブな思考に陥る。
そんなことを考える間もないぐらい、必死に生きてみよう。
そんな余裕がなくなるから。
自分なんてって思っている時間はない。
いつも前を向けって言っているわけじゃない。
その言葉を言ったり、呟いてみたり、思ってみても何も変わらないってことだ。
そんな言葉を吐いている時に、機会は通り過ぎていく。